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国 選 素 材

常 山 酒 造

と こ や ま し ゅ ぞ う

 常山酒造の起源は1621年(元和7年)、徳川2代将軍 秀忠の時代に始まります。松平藩の御用商人として藩主より現在、福井中央郵便局がある辺りに500坪の土地を拝領。綿屋の屋号で両替商を営んだ始まりといわれる酒蔵です。

 福井市は第2次大戦中の昭和20年、福井空襲によって市内の中心部に位置した常山酒造もその際に焼失しますが御用商人という家柄で資産があったのか早々に酒蔵を建て直します。しかし蔵を建て直し戦後の復興に向けて頑張っていた昭和23年、今度は福井地震が起きて壊滅的な打撃を受けます。2度の危機を乗り越えた常山酒造は戦後の経済成長に乗り地元を中心に羽二重正宗を販売。そして現在の主力銘柄「常山(じょうざん)」は平成8年に誕生します。ちなみに「常山」は、酒名では「じょうざん」と読み、酒蔵の名称では「とこやま」と読みます。常山は食中酒として飲める酒を目指して造られています。福井県は食材に恵まれ、特にお魚とお米が美味しい土地です。料理が美味し土地だったので料理の邪魔にならない酒、料理との調和が良い酒が基本となります。大吟醸でも香りは穏やか。 料理と酒が相互に引き立つような酒、酔ってからでも飲みたくなる酒を目指しているとのこと。

 

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