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国 選 素 材
山 形 牛

や ま が た ぎ ゅ う




総称「山形牛」の産地山形県の自然は、四季がはっきりしており、「夏暑く、冬寒く」また、「昼夜の寒暖の差が大きく」、その風土の中で丹精込め長期にわたり肥育された黒毛和種は、肉のキメが細かく、食味が美味しい牛肉といわれ、その美味しさの秘密は脂質にあるといわれております。
山形牛の史実については、遠く「大宝厩牧令」の発布のころに始まるとされていますが、特に天和元年(1681年)米沢藩主上杉綱憲公の文書によると、置賜地域では南部地方(岩手県)より「上り牛」と称して2〜3才の牛を移入し、農耕・運搬・採肥の目的で飼育したかたわら、牛の肥育を始めたところ、風土に恵まれ、良い肉牛が産出されました。
その後、肉牛生産も置賜地域・村山地域を基点として、逐次県内全域に普及されるにしたがい、肉牛の出荷も東京・大阪等に移出され、年々増加している状況にありました。
山形牛の名声は米沢牛に始まり、飯豊牛、西川牛、天童牛、東根牛等県内各地に於いてつくり出されました。
このようなときにおいて、昭和37年安孫子藤吉山形県知事(当時)の首唱により、県内産肉牛の品質・規格を統一するために「総称 山形牛」と銘名されました。
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